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最近よく行なっている鼻中隔延長術ですが、鼻へのアプローチには2通りあります。

1つめは経鼻柱切開です。

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これは鼻の穴の中と鼻柱を横切開し、鼻先の皮膚全体をめくって行ないます。オープン法とも言われていますが、この方法は鼻の構造全体が見渡せるために視野がよく、移植する軟骨も大きさに制限がないため、一般的にはこちらの方法で行なうのですが、欠点として鼻柱に傷ができることがあげられます。
そのため、外に傷を作りたくない場合は、2つめの鼻孔縁切開で行います。
これは、全て鼻の穴の中だけの切開で行うためクローズ法とも言われています。
ただ、欠点としては、鼻の穴の中からの視野だけで行うため、軟骨を固定するのに時間がかかることと、鼻の穴の中から軟骨を入れていくため、移植する軟骨の大きさに制限があることです。
当院ではどちらの方法も行なっておりますが、よほど鼻が短い方でなければ、2つめの鼻孔縁切開でもまずまずの結果が残せます。ただ、時間がかかるため、費用は少し割高に設定させていただいております。

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3月になりました。
写真もなくて読みにくいとは思いますが、また3年前の名古屋院院長日記からの再褐です。
今回は隆鼻材料についてです。

鼻を高くするには何か材料が必要ですが、どう使い分けているのかを説明します。 
固形物としては、大きく分けるとシリコンプロテーゼと自分の組織があります。

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当院ではこの日記で何度も書いているように、鼻筋の部分にのみI型シリコンプロテーゼを使います。
鼻先部(鼻筋から皮膚をつまんでいって、厚くなる部分)の手前までです。皮膚の厚みが変わる部位なので、シリコンプロテーゼの先端の段差などはわかりません。鼻先部は皮膚と軟骨の間に余裕がないため、異物を使うと皮膚が薄くなりやすいのでほとんど使いません。

さて、自分の組織についてですが、代表的なものに耳介軟骨、肋軟骨、腸骨、筋膜などがあります。
鞍鼻など病的に鼻筋が陥没している場合には腸骨を使う事もありますが、骨は軟骨と違って多少吸収されるため、だんだん形が変わっていきます。そのため、実際の美容外科の現場ではあまり使う事はありません。

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次に軟骨ですが、当院では鼻先を部分的に高くしたり下に出す場合や、鼻橋部を下に出す目的で耳介軟骨を使います。
ただ、鼻筋に使おうとすると耳介軟骨の場合はいくつか重ね合わせないと希望の厚みや長さになりません。鼻筋の部分は皮膚が薄いためその継ぎ目が気になったり、シリコンプロテーゼと違って細かい細工ができないため、どうしても自分の組織でとおっしゃる方でない限り、あまりおすすめはしていません。ただ、過去にシリコンプロテーゼによるトラブルがあって、自分の組織じゃないと難しい場合は使用します。
その点、肋軟骨は十分な長さと厚みがあるので、重ね合わせなくても鼻筋に使う事ができます。ただ、胸の一部を切らなければならないので、美容外科の患者様にはなかなかお勧めしにくいですね。

最後に筋膜ですが、通常側頭筋膜を使います。
これは、傷が髪の毛の中に隠れる点はいいのですが、膜なのでなかなか細かい細工まではできません。
厚みにしてもある程度は吸収されるため、イメージ通りの形に術中に仕上げていくことは困難です。特に鼻筋は微妙な凹凸があるので、それに合わせて筋膜を細工する事はできません。
それでは、どういう場合に筋膜を使うかですが、主に皮膚の薄さを補う目的で使用します。
例えば、L型シリコンプロテーゼによる圧迫で鼻先の皮膚が部分的に薄くなってしまい、耳介軟骨を移植しても軟骨の輪郭がわかりやすい場合とか、高齢になって鼻筋の皮膚の弾力やみずみずしさがなくなって薄くなり、プロテーゼを入れても形が浮き出やすい場合などです。
あと、鼻根部のみを高くしたい場合などは、シリコンでは先端の段差が出るので使用する場合もあります。

このように、いろいろな材料を目的に合わせて使い分けていく事が重要なのです。
なんでもシリコン、なんでも自分の組織と考えるのではなく、各々の特性をよく把握して、それぞれの長所短所を説明して患者様に判断してもらう事が大切だと思っています。 

以上です。

考え方については、この頃とあまり変わっていませんね。
違いといえば、鼻中隔軟骨を時々移植材料として使うことぐらいでしょうか?
あと、いまだにシリコンプロテーゼを細工せずにそのまま入れているクリニックがあることには驚かされます。鼻背の凹凸に合わせて、いかにフィットするプロテーゼを削り上げていくかが手術のポイントなのですが、そのまま入れてしまうと、結果的によく動いたりずれたりすることになってしまいます。困ったものです。

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名古屋院院長の山岸です。
今までも名古屋院サイト院長日記を書いていたのですが(最近さぼり気味ですが)、今回医学的なブログはこちらに書くことにして、今までの院長日記は医学外のことに絞って書くことにしました。
つきましては、はじめの何回かは今まで書いた日記の中で医学的なものを抜粋し(鼻についてのことが多いですが)、自己紹介替わりにしたいと思います。

それではまず、3年前に書いたものから紹介いたします。

最近、鼻の相談で来院される方がとても増えてきました。当院で手術された方の紹介が多いですが、中には名古屋の他の美容外科で勧められたとおっしゃる方もいて、学会発表の影響かなあなどと考えております。美容外科の手術を受ける方はみなさんあまり言わないので、本来口コミは効きにくいのですが、最近はそうでもないみたいですね。

ただ、当院での鼻の手術は整鼻術といって、単純に高くするだけではなく同時に細くするなど鼻の構造を扱う事が多いので、鼻翼の手術以外は術後5日間ギプスで固定しなければいけない事がほとんどです。そのため、すぐにはできない方もいらっしゃいますが、美容外科の手術は基本的に病気ではありませんので、慌てなくていいと思います。ただ、いくつかの場合は早めに行った方がいい事もあります。

まず一番急がなければならない場合は、鼻先までプロテーゼが入っていて鼻先の皮膚が薄くなっている場合ですね。寒い時など鼻先だけ赤みが引きにくいとか、触るとピリピリするなどの症状があれば要注意です。あまり放置すると、軟骨による入れ替えだけでは難しくなりますし、皮膚が破れたりすると治療時間がさらに延びてしまいます。最近は、I型プロテーゼと言われていても鼻先まで入っているケースもありましたので油断はできません。鼻先を指でつまんで左右に動かした時に鼻筋のプロテーゼも動く方は注意してください。

あと、早めに行った方がいい手術としては、予防効果がある手術でしょうか。しわとり系の手術が代表的ですね。フェザーリフトやレーザーなどは簡単にできるかわりに皮膚の浅い層だけに影響を与えるものなので予防効果はあまりありませんが、例えばフェイスリフトなどは、皮膚だけではなくたるみの原因となっている筋膜を引き上げて、耳下腺や頬脂肪など本来の位置から下垂しているものの位置を元に戻しながらたるんだ皮膚を切除するため、今後のたるみを遅らせる事になります。最近はもっと持続力を強めるため、頬にある強い靱帯を,引き上げる時の固定に使う方法が学会でも話題になっています。
今後は、アンチエイジングは二つに分かれていくと思います。一つは、手術をせずに簡単な方法で今あるしわを目立たなくする方向、もう一つは今後のたるみを予防する効果の大きい手術です。美容外科は、一般の医療と違ってこれをしなければいけないという事は特にありません。患者様のニーズに応じていろいろな方法を提案できるクリニックが理想的ですね。  

以上です。

鼻に関しては今もこの当時とあまり変わりません。
先週も同じような患者様の鼻の修正手術を行いました。幸い、最近は修正ではなく、最初の手術を当院で行う方が増えてきたのでありがたいことです。
やはり、修正手術では前医でどのような手術が行われたかが正確にわからないため、カウンセリングでも確実に治せることと、治せるかどうかは手術中に鼻の構造を見なければわからないことを分けて説明しなければなりません。
そのため、私も患者様も多少あやふやな部分を残しながら手術に臨むことになります。
たとえば、単にプロテーゼを入れたことがあるだけでも、いざ鼻の中を見てみると鼻翼軟骨が切断されていることもあります。そうなると、左右の鼻翼軟骨を合わせる鼻尖縮小術がやりづらく、程度によっては鼻先を細くすることによって、左右差を生じやすくなります。そのため、軟骨移植を部分的に行ったりして対処することになりますが、そういう心配のいらない初回手術の方が術前に正確な情報をお話することができますね。

では、修正手術は嫌なのかと言えば、むしろ好きな方ですね。特に前医でこれ以上は無理と言われた場合など、ファイトがわきます
そのせいか、年末もそういった手術が多いです。

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